越える工藝

ブログの更新が一か月ぶりになってしまいました。

来月倉敷で開催される企画展に参加します。

「越える工藝」という展覧会ですが、サブタイトルが~瀬戸内と山陰を工藝でつなぐ~です。

山陰の鳥取は民芸の地として古くから知られています。焼き物や絣、因州和紙など様々な手仕事が現在も残っています。観光としては、大山、鳥取砂丘、三徳山、境港の鬼太郎ロードなど・・・様々ありますが10年以上前も現在も、それらのイメージがあります。

僕自身が鳥取に帰郷したのが10年以上も前ですが、当時同世代の若者たち、自分も含め皆修行中の身でした。そして現在40歳を迎えようとしています。その道の先輩方から受け継いだ技術や志を明日、そして次の10年後に向けて世代を越えて残していけるように、という想いをこめて「越える工藝」という企画の名にしました。もちろん地域を越えてという意味もあります。微力ですが、そんな気持ちで一年以上前から企画してきました。

 

また鳥取には美術館も少なく、ギャラリーも年々少なくなってきました。好きな展覧会を見に行くなら、近くても関西方面や山陽や瀬戸内方面です。しかし、現在の鳥取の工芸を県外の方に知ってもらいたいという想いで岡山で開催することになりました。岡山は山陰鳥取からは一番近い都会であり、倉敷は民芸という鳥取と繋がりのある土地です。そして国登録重要文化財、楠戸家住宅という歴史のある建物の中で開催させていただきます。

作家4名に加えて、本企画コーディネーターに鳥取大学の成清仁士准教授。そしてアートディレクションにデザイナーの川崎富美さんを迎えた異色の企画展です。同世代の仲間たちで作り上げてきました。

 

木地師 藤本かおり(鳥取市河原町)

漆芸家 前坂成哲 (岡山県新見市)

陶芸家 山本佳靖 (倉吉市)

陶芸家 森和之  (鳥取市青谷町)

 

(越える工藝ホームページ)

https://peraichi.com/landing_pages/view/koerukogei?fbclid=IwAR0fppxuMpQ4NYQfqEE8SIigDWdHu327cRwaZcHimmn6nyLQ7j-gDBcaJcc